2021年1月10日(白帯)
『胸像』・・・作家 sum
「胸像」
作家 sum
そろそろ
お腹が空くころ
足早に通り過ぎようとする
意識の首根っこを掴んで
否応なしに振り返らせる
ん?
綺麗でもない
見知らぬ小父さんの
彫刻
空きっ腹をそこに留める
磁力を持っている
一体
何を込めた
赤銅色に憂いた顔
何を見つめてた
内に秘められた關(カラクリ)
脳裏に焼き付いた
像こそが
美しかった
![男性の彫刻の画像](https://shijindojo.com/wp-content/uploads/2021/01/87A22592-8546-437C-AFCD-2B52B7465359-724x1024.png)
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