『キャラメリゼ』 作家 sum
2020年12月12日(白帯)
「キャラメリゼ」
作家 sum
角砂糖をひとつ
ゆっくりと煮詰めていく
絶妙な温度で焦がしてね
だけどまだ
触れないで
勿体ぶって注がれる
果実酒みたいに味わいたい
ふやけた笑顔なんかより
その残酷な言葉で愛してよ
心の鐘が響いたら
甘い香りのマリアージュ
ほろ苦い後味のキスで虜にされて
琥珀色の瞳の中で溶けていく
窓に点滅するツリーの下で
君と二人だけの
holy night

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