『舟』 作家 櫻花 葵
2020年12月8日(白帯)
「舟」
作家 櫻花 葵
清き流るる川の唄
淡い想いを乗せるは笹舟
行方を静かに見守るは
苔をまとった小石の如く
幼き乙女の澄んだ瞳
肩まで伸びし髪を揺らすは
行方知らずの無垢な春風
舞い上がる桜の花びら
小さき蕾の心を揺らせば
君への想い香る涙
笹舟運びし恋心
春風運びし恋心
流るる想いはサラサラと
辿り着くのはせめて君へと
重なる想いは八重桜
散り行く先はせめて君へと
振り返る仕草を季節は繰り返し
今日も自然と明日を重ねる
乙女心を揺らしながら
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