『逢瀬』 作家 sum
2020年9月29日(白帯)
![写真詩](https://shijindojo.com/wp-content/uploads/2020/09/D949A3A2-FBD1-44B8-900E-D0E036CE6A75-724x1024.jpeg)
「逢瀬」
作家 sum
シフォンを纏った公爵
熱に融けて霧消する蝋燭の
残り火のように儚く
けれど朱く灯る言霊
温もりを残しているから
錆び付いた鋼の扉を叩く
使い古された合詞
罠に堕ちたら
この心ごと消し去って
立ち籠める夜霧の向こう側
はたと、
雲隠れ
![](https://shijindojo.com/wp-content/uploads/2020/09/F63F06A3-5C45-4475-B815-4E951FE4AC99.png)
2020年9月29日(白帯)
「逢瀬」
作家 sum
シフォンを纏った公爵
熱に融けて霧消する蝋燭の
残り火のように儚く
けれど朱く灯る言霊
温もりを残しているから
錆び付いた鋼の扉を叩く
使い古された合詞
罠に堕ちたら
この心ごと消し去って
立ち籠める夜霧の向こう側
はたと、
雲隠れ