2022年4月17日
『変える』作家 hatamin
『変える』
作家 hatamin
はじまりは
再就職の面接日だった
君は美しく清潔で素敵だった
合格の知らせに喜んだ時も
仕事で落ち込んだ時も
君は黙って一緒にいてくれた
僕はいつしか忙しくなり
君を放っぽり出して
ソファに倒れ込み
疲れて眠る日々が続いた
アナタの匂いが染みついた
こんな私に誰がした!
洗濯ピンチのもとで君は
閉まらなくなった大きな口で
叫び続けている
ゴメンもう終わりにしよう
僕は新しい美しく清潔な
靴下を出した
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