『散光』 作家 sum
2020年12月6日(白帯)

「散光」
作家 sum
そう、
微妙な角度で変わるはず
この熱気で
その声音で
指先で廻るプリズム
想うままに
乱せばいい
昨日愛を噤んだ口先で
今宵は悪態を熱唱する
計算され尽くした反射率
感覚の分類を数えてみよう
正八面体の矢面はいつだって
逃げ場のない
この煽情の真ん中だ
喝采を嘲る雑言が
賞賛を浴びる大通り
けれど
闊歩する人々は
決して中心を射抜いてなんて
くれない
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