稽古場・・・繊月

 『恋文』 作家 繊月

 

2020年10月4日(白帯)

写真詩

「恋文」

作家 繊月

溢れる想い声にならず

ペン先吸い上げる恋心

震える手を宥めて

忘れた呼吸を思い出す

口に出せない恋心インクにつけて

一文字ひともじ熱を込めた

花の香の便箋にしたためる愛の言の葉

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